電動ガン内部カスタム で飛距離と命中精度が激変!
電動ガン内部カスタム って重要なんです!銃自体の性能(飛距離や命中精度)はもちろん、駆動感や耐久性を向上させるなどの対策において必要不可欠な内部カスタム。本稿では、サバゲーマーから絶大な支持を得るオルガエアソフトの 電動ガン内部カスタム について解説します。オルガが選ばれる理由は、高品質な日本製カスタムパーツが可能にする圧倒的な性能です。飛距離最優先Magnusチューンやトータルバランスに優れたAxisチューンの具体的なレシピ、初心者も必見の注意点まで網羅。あなたの愛銃を最強の一丁に変えるノウハウがここにあります。
オルガエアソフト本店サイトにも「カスタムこそがオルガの原点」というページを公開しておりますので、そちらも併せてご覧ください。
1. なぜオルガエアソフトが提供している
電動ガン内部カスタム が人気なのか
電動ガン内部カスタム は、電動ガンの性能を飛躍的に向上させ、サバイバルゲームでの戦果を大きく左右する内部カスタム。その中でも、多くのサバゲーマーから絶大な支持を集めているのが「オルガエアソフト(ORGA AIRSOFT)」です。なぜ、オルガエアソフトのカスタムパーツやチューニングはこれほどまでに人気なのでしょうか。その理由は、サバゲーマーが最も重視する「飛距離」と「命中精度」を劇的に向上させる独自の技術力、そして安心して愛銃を任せられる高い技術力と厳選したパーツ品質の信頼性にあります。
1.1 サバゲーマーを魅了する圧倒的な飛距離と精度
オルガエアソフトのカスタムの神髄は、なんといってもその圧倒的な飛距離と驚異的な命中精度にあります。 フィールドで相手プレイヤーよりも遠くから正確にヒットを取れることは、サバイバルゲームにおいて絶対的なアドバンテージとなります。これまで「あと少し届けば…」と悔しい思いをした経験はあるのではないでしょうか。オルガエアソフトのカスタムは、その「あと少し」を遥かに超える性能を実現し、今まで狙えなかった距離のターゲットを射程に収めることを可能にします。 手練れのプレイヤーたちがオルガ製品を選ぶのは、この優位性を熟知しているからに他なりません。
1.2 高品質な日本製カスタムパーツの信頼性
電動ガンの心臓部ともいえる内部パーツのカスタムには、高い精度と耐久性が求められます。オルガエアソフトが提供するパーツは、その多くが日本製であり、品質の高さに定評があります。 精密で精巧な加工技術を持っている国内工場で生産されるパーツは、安定した性能を発揮し、電動ガン本来のポテンシャルを最大限に引き出します。大切な愛銃に組み込むパーツだからこそ、信頼できるものを選びたいと考えるのは当然のこと。オルガエアソフトは、その厳しい要求に応える品質を提供し続けることで、多くのユーザーからの信頼を勝ち得ています。
1.3 初心者から上級者まで対応する豊富なラインナップ
これから「カスタムに挑戦しよう」というカスタム初心者から、さらなる高みを目指す上級者まで、幅広い層のニーズに応える製品ラインナップもオルガエアソフトの大きな魅力です。 これからサバゲーをを始めたい、カスタムに挑戦したいというビギナー向けにはORGAエンジニアが組み上げた完成品のコンプリートカスタムガンも販売されています。 一方で、特定の性能をとことん追求したい上級者向けには、様々なラインナップのインナーバレル・シリンダー・メインスプリングといった単体パーツも豊富に取り揃えられています。 自分のスキルや目指す方向性に合わせて、最適なパーツを選択できる懐の深さが、多くのサバゲーマーに支持される理由の一つです。
2. 電動ガン内部カスタム の基本!! 目的別の効果を解説
電動ガンの内部カスタムは、サバイバルゲームでのパフォーマンスを飛躍的に向上させる可能性を秘めています。しかし、やみくもにパーツを交換するだけでは、期待した効果が得られないばかりか、かえってバランスを崩してしまうことも少なくありません。大切なのは、「何を改善したいのか」という目的を明確にし、それに合った適切なカスタムを施すことです。ここでは、代表的なカスタムの目的である「飛距離」「集弾性・命中精度」「トリガーレスポンス」の3つに分け、それぞれの効果と基本的なアプローチについて解説します。
2.1 飛距離を伸ばすためのカスタム
サバイバルゲームにおいて「飛距離」は、相手が届かない距離からの攻撃ができるという大きなアドバンテージになります。 電動ガンの飛距離を伸ばすためには、主に「BB弾を押し出す空気の強さと量」そして「BB弾に安定した回転(ホップ)をかけること」の2つの要素が重要です。 これらを向上させることで、弾道をより遠くへ、そしてより低伸させることが可能になります。具体的には、より強いスプリングでピストンを動かし、シリンダー内のエア量を増やすことでBB弾を押し出す力を高めます。同時に、チャンバーパッキンや押しゴムを飛距離と命中精度に準じた製品へ交換することで更なる性能アップを図ることができます。一般的には空気の強さと量を増やして飛距離を伸ばすチューニングを「流速チューン」と言いますが、オルガエアソフトでは古くより Magnusチューンと称し、全国のサバゲーユーザーさんにご愛好頂いております。
これまで対応させて頂いた「カスタムのほんの一部」ではありますが、機種ごとにMagnusチューンの詳細を公開しておりますので、以下よりご欄ください。
エアガンカスタムレビュー一覧 by ORGA OUTLINE
2.2 集弾性と命中精度を高めるカスタム
狙った場所に正確にBB弾をヒットさせる「集弾性」と「命中精度」は、ゲームの勝敗を左右する非常に重要な要素です。この精度を高めるためには、発射されるBB弾の弾道をいかに安定させるかが鍵となります。 弾道を安定させるためには、まずインナーバレル内でBB弾がブレることなく、また常に同じ位置から発射されることが求められます。 そのためには、精度の高いインナーバレルへの交換や、チャンバーパッキン、ノズルの選定が重要です。 また、BB弾に毎回同じ回転数のホップをかけることも不可欠で、ホップアップシステムの精度が求められます。さらに、メカボックス内部のギアノイズを低減させる「シム調整」や、精度の高い軸受けへの交換は、作動時の振動を抑え、結果として弾道の安定に繋がり、命中精度の向上に貢献します。
2.3 トリガーレスポンスを向上させるカスタム
トリガーレスポンスとは、トリガーを引いてからBB弾が発射されるまでの時間のことです。 この時間が短ければ短いほど、セミオートでの連射性能が高まり、瞬間的な撃ち合いで有利になります。トリガーレスポンスを向上させるアプローチは、大きく分けて「駆動系」と「電気系」の2つがあります。駆動系では、ピストンを素早く後退させるために、よりトルクの強いモーターに交換するのが基本です。 電気系カスタムの代表例が「FET(電界効果トランジスタ)」の導入です。 FETは物理的なスイッチ接点を電子的なスイッチに置き換えることで、電気抵抗を大幅に低減させ、瞬時にバッテリーの最大出力をモーターへ流す事が可能となります。 これにより、トリガーを引いた瞬間にモーターがキレ良く回転し、レスポンスが劇的に向上します。その他、電気効率の良い配線への交換や、高出力なバッテリーの使用も効果的です。
FETって実際どうなの?
FET(Field Effect Transistor)とは、トリガーと連動する物理的なスイッチ(接点)を保護するための電子部品(半導体スイッチ)です。 通常の電動ガンでは、トリガーを引くとバッテリーからの大電流が直接スイッチ接点に流れますが、この際に火花(スパーク)が発生し、接点が徐々に摩耗・焼損してしまいます。 特に高い電圧をかけるLiPoバッテリーを使用する場合、スイッチの消耗はさらに激しくなります。
FETを導入すると、トリガースイッチはFETをON/OFFするための微弱な信号を送るだけの役割となり、大電流はFETを介してバッテリーからモーターへ直接流れるようになります。 これにより、スイッチ接点でのスパークがほぼ無くなり、スイッチの寿命を大幅に延ばすことができます。 さらに、電流のロスが少なくなることでトリガーレスポンスが向上するというメリットもあります。 ただし、電子部品であるため熱に弱く、ハンダ付けの作業ミスやショートなどで破損するリスクもあるため、取り扱いには注意が必要です。
3. オルガエアソフト流 飛距離を伸ばすための 電動ガン内部カスタム
サバイバルゲームにおいて、相手より遠くへBB弾を届かせる「飛距離」は、勝敗を左右する重要な要素です。オルガエアソフトの内部カスタムは、この飛距離を劇的に向上させることで多くのサバゲーマーから絶大な支持を得ています。その核心となるのが、独自のカスタム理論です。ここでは、オルガエアソフトが誇るMagnusシリーズのパーツを中心に、圧倒的な飛距離を実現するための内部カスタムについて詳しく解説します。
3.1 長距離射撃の要 Magnusバレルの選び方
電動ガンの飛距離と集弾性を大きく左右する最重要パーツの一つがインナーバレルです。オルガエアソフトが開発した「Magnusバレル」は、一般的なタイトバレルとは一線を画す内径6.23mmというワイドボア(ルーズバレル)設計が最大の特徴です。 内径を広く取ることで、発射されたBB弾がバレル内部で壁面に接触する回数や時間を減らし、不要な摩擦や抵抗を極限まで低減させます。 これにより、BB弾の持つエネルギーロスを防ぎ、HOPUPシステムによる回転を素直に弾道へ反映させることが可能となります。結果として、BB弾は失速しにくく、伸びやかで安定した弾道を描き、長距離での集弾性向上に大きく貢献します。 Magnusバレルを選ぶ際は、お使いの電動ガンの種類や機種に対応したモデルを選択することが基本です。 インナーバレルは必ずしも長いから良いというものではなく、シリンダー容量やスプリングとのバランスを考慮して最適な長さを選ぶことが、性能を最大限に引き出す鍵となります。またそれによりジュール規制値内に弾速を収めることが重要です。
3.2 Magnusシリンダーと専用ピストンヘッドによる排出エア量の向上
飛距離を伸ばすためには、強さだけではなく「空気の量」が不可欠です。オルガエアソフトの「Magnusシリンダー」は、純正シリンダーよりも内径を拡大したボアアップタイプのシリンダーで、一度のピストン動作でより多くのエアを排出することができます。 この増大したエア量が、BB弾の直進エネルギーを高める源泉となります。 さらに、専用設計された「Magnusピストンヘッド」を組み合わせることで、気密漏れを防ぎシリンダー内の気密性が極限まで高められ、圧縮したエアを一切無駄にすることなくBB弾を押し出します。 この強力なエアの放出により、弾が空気の壁や重力に負けることなく、HOPによる揚力を最大限に活かして遠くまで届くようになります。 つまり、「押す力(スプリングテンション)」と「押す量(エア量)」の両方を高めることで、BB弾が持つ直進力を持続させ、着弾地点を大幅に伸ばすことが可能になるのです。
エア量が増えると飛距離は伸びます。正しい表現に置き換えると、エア量UPは、飛距離を伸ばす為の基本要素となります。BB弾は発射された瞬間から「空気の壁」により抵抗を受け始めます。この空気の壁によって、BB弾は空気中に発射された瞬間から減速を始めます。
HOP回転が掛かりながら減速を始めた弾は、空気の壁によって「直進力」が低下し、一定以上の直進力を失った時点でHOP回転の揚力が勝ち、弾が浮き上がる原理となっています。
この「直進力」をいかに持続させるかが、飛距離(有効弾道距離)に影響してきます。
3.3 流速チューンの核となる Magnusスプリングの役割
オルガエアソフトのカスタム理論の根幹をなす「流速チューン」において、心臓部とも言えるのが「Magnusスプリング」です。 流速チューンとは、強力なスプリングで大量のエアを高速で放出し、そのエネルギーでBB弾を押し出すカスタムです。 Magnusスプリングは、この流速チューンに最適化されており、高い反発力を持ちながらも、ヘタリにくく長期間安定した性能を発揮するよう設計されています。 この強力なスプリングによってピストンが勢いよく前進し、Magnusシリンダーで圧縮された大量の空気が一気に放出されることで、BB弾に与えるエネルギーを最大化します。 ただし、単に強いスプリングを組み込むだけでは初速が規制値を超えてしまうため、前述のMagnusバレル(ワイドボアバレル)でバレル内での不要な加速を抑制することや、必要に応じてインナーバレル長を調整する等で初速を規定値内に調整します。 この「強力なスプリング」「大容量シリンダー」「ワイドボアバレル」の三位一体の組み合わせこそが、オルガエアソフト流の飛距離向上カスタムの真髄であり、他の追随を許さないロングレンジ性能を実現するのです。
4. 驚異のグルーピングを実現 命中精度を高める 電動ガン内部カスタム
電動ガンのカスタムにおいて、飛距離の向上と並んでサバイバルゲーマーが追い求めるのが「命中精度」です。遠くのターゲットにBB弾を届けることができても、狙った場所に当たらなければ意味がありません。ここでは、オルガエアソフトが推奨するパーツを用いて、BB弾のグルーピング(集弾性)を向上させ、驚異的な命中精度を実現するための内部カスタムについて詳しく解説します。
4.1 完璧な面HOPを実現する為のオルガバレルの秘密
命中精度カスタムの根幹をなすのが、インナーバレルとHOP UPシステムです。オルガエアソフトでは、独自の理論に基づき開発された「Magnusバレル・MagnusHDバレルORGA・LEX05バレル・SUPER POWER バレル」などをラインナップしています。 これらのバレルの最大の特徴は、HOP窓が大きく設計されている点にあります。この大きなHOP窓が、後述する「面HOP」の効果を最大限に引き出すための鍵となります。純正のインナーバレルや一般的なタイトバレルとは異なり、面HOP専用のテンショナー(押しゴム)がBB弾を広い面積で均一に押さえつけることを可能にし、理想的なバックスピンを生み出す土台となるのです。また面HOP用チャンバーパッキンを使用しなくてもチャンバーパッキンを回転させ装着する事でフラットな部分でBB弾に回転をかける事が可能です。
4.2 面HOPで命中精度を高める
従来のHOP UPシステムがBB弾を「点」で押さえて上回転をかけるのに対し、「面HOP」はBB弾を「線」で捉えることで、長時間回転をかけることにより安定的で均一なバックスピンをかける技術です。 これにより、特に0.25g以上の重量弾を使用した際に、弾道がブレにくく、風の影響も受けにくい安定した軌道を描きます。 オルガエアソフトでは、この面HOPを実現するために最適な硬度と形状を持つ専用のHOPテンショナー(ORGA DIMENSION 面HOPラバー)を推奨しています。ORGAバレルと組み合わせることで、BB弾は発射の瞬間から安定した回転を得て、ターゲットまで真っ直ぐに飛んでいく確率が格段に向上します。 この安定した弾道こそが、グルーピング性能を高める上で最も重要な要素の一つです。
4.3 Firefly でんでんむしノズルでBB弾の保持位置を安定化!
インナーバレルやHOP UPシステムを最適化しても、発射ごとのBB弾のセット位置がずれていては安定した弾道は望めません。そこで重要になるのが、チャンバー内でBB弾を常に同じ位置にセットするためのカスタムノズルです。特に評価が高いのが、Firefly製の「でんでんむし」と呼ばれるカスタムノズルです。 このノズルは先端が特殊形状をしており、チャンバー内でBB弾が動くことを防ぎ、常に最適な位置で保持する効果があります。 これにより、弾の回転が毎回一定になり、初速のばらつきも抑制されます。結果として、弾道が安定し、集弾性の向上に大きく貢献するのです。 まさに、命中精度を追求する上では欠かせない、縁の下の力持ち的なカスタムパーツと言えるでしょう。
5. オルガの代表的な2種類の電動ガンカスタム
オルガエアソフトの電動ガン内部カスタムには、サバイバルゲーマーの求める性能やプレイスタイルに合わせて最適化された、代表的な2種類のチューニングメニューが存在します。それが「Magnus(マグナス)チューン」と「Axis(アクシス)チューン」です。それぞれに明確なコンセプトがあり、使用されるカスタムパーツやセッティングも異なります。自分の愛銃をどのような方向性で進化させたいのかを明確にし、最適なカスタムを選択することが、理想のパフォーマンスを手に入れるための第一歩となります。
5.1 電動ガン Magnusチューン
Magnusチューンは、オルガエアソフトの代名詞ともいえるカスタムメニューで、特に「飛距離」と「重量弾の有効活用」を徹底的に追求したチューニングです。このカスタムの核心は、シリンダー内の空気量を増大させ、BB弾を力強く押し出す「流速チューン」の理論に基づいています。主に、内径6.23mmというワイドボア設計の「Magnusバレル」や、ボアアップされた「Magnusシリンダー」、そしてそれらに最適化されたピストンヘッドやスプリングが組み込まれます。これら独自のパーツ構成により、0.25g以上の重量弾を使用した場合でもホップ回転が安定し、遠距離での弾道の伸びと優れた集弾性を実現します。特に広大なアウトドアフィールドで、他のプレイヤーの射程外からヒットを狙いたい、圧倒的な飛距離アドバンテージを求めるサバゲーマーにとって、Magnusチューンは最強の武器となるでしょう。
5.2 電動ガン Axisチューン
Axisチューンは、Magnusチューンより若干軽いスプリングを使用しトータルバランスに優れたカスタムとなります。
Magnusチューンより若干軽いスプリングを使用する事で同条件でも「トリガーレスポンス」と「中距離での命中精度」を極限まで高めることを目的としたカスタムメニューです。セミオートでの速射性が求められるCQB(近接戦闘)やインドアフィールドにおいて、その真価を最大限に発揮します。このチューンの特徴は、トルクと回転数に優れた高性能なサマリウムコバルトモーターの導入や、FET(Field Effect Transistor)の搭載によるスイッチ保護と電気効率の向上です。さらに、専用設計の「Axisスプリング」は、強すぎず弱すぎない絶妙なテンションで、燃費向上と安定した動作に貢献します。 精密なシム調整によって駆動系のロスを徹底的に排除し、トリガーを引いた瞬間、タイムラグなくBB弾が発射されるキレの良い射撃フィーリングを実現します。 30mから40m程度の中距離で正確な射撃を繰り返したい、トリガーレスポンスを重視するスピーディーなスタイルのプレイヤーに最適なチューニングといえます。
6. 電動ガン内部カスタム で押さえておきたいポイント
ここまでの章で解説してきた飛距離アップや命中精度向上のカスタムを、さらに高いレベルで実現・安定させるために、見逃しがちながらも極めて重要な内部カスタムのポイントを解説します。単純なパーツ交換だけでなく、一つひとつの要素を丁寧に仕上げていくことが、愛銃の性能を最大限に引き出す鍵となります。
6.1 軸受けは精度も重要だけど最も大切なのは組み込み方法
メカボックス内で高速回転するギアを支える「軸受け」は、カスタムの基礎となる非常に重要なパーツです。 軸受けには主に、摩擦抵抗が少なく潤滑性に優れた「ブッシュタイプの樹脂製」、高い耐久性を誇る「メタル製のブッシュタイプ」、そして回転効率に優れた「ベアリングタイプ」の3種類が存在します。 特に流速チューンやハイサイクルカスタムなど、内部に高い負荷がかかる場合は、ORGA AIRSOFTでも推奨しているような、高強度なブッシュタイプのメタル軸受けが安心です。
しかし、どんなに高精度な軸受けを選んでも、その組み込み方が正しくなければ性能は発揮されません。 大切なのは、メカボックスに対して完全に垂直かつ、奥までしっかりと固定することです。 軸受けが少しでも傾いていたり、浮いていたりすると、ギアが正常に噛み合わず、異音(ギアノイズ)の発生やギアの異常な摩耗、最悪の場合はメカボックス本体の破損に繋がる可能性があります。確実な固定のために、耐衝撃性に優れた強力な接着剤を使用することも有効な手段です。 正確なシム調整も、この確実な軸受けの固定があってこそ初めて意味を成します。
6.2 ピストンは金属歯がベター
ピストンはスプリングの力を受けてシリンダー内の空気を圧縮するという、電動ガンの心臓部ともいえるパーツです。ノーマルの電動ガンの多くは樹脂製の歯を持つピストンが採用されていますが、カスタムを行う上では金属製の歯を持つ強化ピストンへの交換が推奨されます。
オルガエアソフトではMagnusチューンではもちろん、ユーザーさんから持ち込まれた 強化カスタム依頼にも 弊社が監修するしている J-Armament製のメタルピストンを推奨しています。
特に、強いスプリングを使用する流速チューンや、ピストンの前後運動が激しいハイサイクルカスタムでは、樹脂製の歯では負荷に耐えきれず、歯が削れたり欠けたりする「ピストンクラッシュ」のリスクが非常に高まります。 金属歯のピストンに交換することで、このリスクを大幅に低減し、カスタムの耐久性を格段に向上させることができます。ピストンには、全ての歯が金属製の「フルスチールラック」や、負荷のかかる最後の一枚(または数枚)のみが金属になっているタイプなどがありますので、カスタムの方向性に応じて選択しましょう。
6.3 サマコバモーター利用時の注意点
東京マルイから発売されている「サマリウムコバルトモーター」は、EG-1000モーターの約2倍のトルクを発揮するハイトルクモーターで、セミオートのトリガーレスポンスを劇的に向上させるカスタムパーツとして絶大な人気を誇ります。
しかし、その高性能ゆえにいくつかの注意点があります。最大の特徴である強力な磁力のため、分解・メンテナンス時に砂鉄や金属の削りカスなどを吸い寄せてしまいやすい点です。モーター内部に異物が混入すると故障の原因となるため、作業環境は常にクリーンに保つ必要があります。また、その強力なトルクはギアに大きな負荷をかけます。そのため、ギアのシム調整は通常以上に精密に行う必要があり、少しの妥協がギアノイズの増大やギアの破損に繋がる可能性があることを覚えておきましょう。またLipoバッテリーは7.4v推奨となり、11.1vを使用しますとモーターの破損に繋がる事があるので注意が必要です。
6.4 高効率配線への交換効果
電動ガンの性能を左右する要素として、意外と見落とされがちなのが「電気配線」です。純正の配線はコストの制約から、必ずしも電気効率が良いものとは限りません。そこで、導電率の高い銀メッキが施されたテフロン線などの「高効率配線」に交換することで、バッテリーからモーターへ流れる電気のロスを低減できます。
配線を高効率化することによる主なメリットは、トリガーレスポンスの向上です。 電流がスムーズに流れることでモーターの立ち上がりが鋭くなり、セミオートのキレが格段に良くなります。 また、フルオート時のサイクルが秒間2〜3発向上する場合や、バッテリーの燃費が改善されるといった副次的な効果も期待できます。 より強いスプリングや高性能なモーターを搭載するカスタムでは、ノーマル配線のままでは性能を十分に引き出せないため、配線の交換は不可欠なカスタム項目と言えるでしょう。
オルガ楽天市場店も大盛況
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